過去の原子衝突セミナー
第13回原子衝突セミナー案内
原子衝突セミナー世話人
第13回原子衝突セミナーは予定通り4月1日(土)~3日(月)の日程で、立教大学池袋キャンパスにて盛況のうちに行われました。
多数のご参加、誠にありがとうございました。
日程
4月1日(土) | 4月2日(日) | 4月3日(月) | |
1限 10:00~11:30 | - | 講義A | 講義A |
昼食 (11:30-12:30) | |||
2限 12:30~14:00 | 講義A | 講義A | 特別企画 |
3限 14:15~15:45 | 講義B | 講義C | - |
4限 16:00~17:30 | 講義B | 講義C | - |
※スケジュールは多少変更の可能性あり。
会場
立教大学池袋キャンパス(東京都豊島区)
セミナー会場:太刀川記念館3階多目的ホール(昨年と異なることに注意)
懇親会会場:未定
〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
キャンパスマップ
JR山手線・埼京線・高崎線・東北本線・東武東上線・西武池袋線
地下鉄丸ノ内線・有楽町線「池袋駅」下車,西口より徒歩7分
主催
内容
主に原子衝突と関連領域の大学院生・若手研究者を対象とした大学院レベルの講義。意欲ある学部学生の参加も歓迎。講義は、基礎的・包括的な内容の講義A(90分授業4時限分程度)と、最先端の研究例を学習する講義B・C(同各2時限分)からなる。参加者には講義ノートを配布。
講師
- 市村 淳 氏 (JAXA宇宙科学研究本部)
- 奥野 和彦 氏 (首都大学東京・客員教授)
- 大森 賢治 氏 (分子科学研究所・教授)
各講義の概要
- (講義A)
- 市村 淳 氏 (JAXA宇宙科学研究本部)
「原子衝突の基礎:電磁相互作用の量子力学」
概要
原子や分子の安定構造と衝突過程はあまねく電磁相互作用が支配しており、量子力学がその精緻な記述を与えている。今日、多様な実験が進むなかで、量子性の関わる目覚ましい現象あるいは微妙な効果がいろいろな形で見い出されている。この講議では、それらを理解するための基礎として、例えば次のような疑問を提出しながら、電磁相互作用の量子力学について基本的な考え方を述べる。
- 古典電磁気学は電気・磁気・光をどのように統一したか
- 電子と光の量子論は何を変え何を変えなかったか
- 光子場の揺らぎは原子の定常状態にどう影響するか
- 原子による光の吸収・放出・散乱はどのように記述されるか
- (講義B)
- 奥野 和彦 氏 (首都大学東京・客員教授)
「原子衝突の基礎と多価イオン衝突実験」
概要
実験室系と重心系、弾性衝突と非弾性衝突、衝突断面積などの原子衝突の基礎事項を説明し、多価イオン衝突の特徴について概説する。
- (講義C)
- 大森 賢治 氏 (分子科学研究所・教授)
「アト秒コヒーレント制御法の開発と応用」
概要
アト(atto, 10-18)秒からフェムト(femto, 10-15)秒の時間スケールで刻一刻と変化する物質の量子状態を光で直接観察し制御するための原理と最新の試みについて解説する。
懇親会(予定)
2日目講義終了後、夕刻より(会費別途)
参加費
学生(会員) 無料 学生(非会員)2,000円
一般(会員)1,000円 一般(非会員)3,000円
※遠方からの学生会員および当日入会予定者(但し、事前連絡済み)には若干の旅費を補助。詳細は事前に問合せのこと。
参加申込締切
2006年3月20日(月)
参加申込・問合せ先
東俊行:
首都大学東京 都市教養学部 物理学コース
E-mail: azuma@phys.metro-u.ac.jp
以上
行事委員会
高橋正彦:
東北大学 多元物質科学研究所
E-mail: masahiko@tagen.tohoku.ac.jp
高口博志:
理化学研究所
E-mail: kog@riken.jp
中井陽一:
理化学研究所
E-mail: nakaiy@postman.riken.jp
田沼肇:
首都大学東京 都市教養学部 物理学コース
E-mail: tanuma@phys.metro-u.ac.jp
東俊行:
首都大学東京 都市教養学部 物理学コース
E-mail: azuma@phys.metro-u.ac.jp
[現地世話人]
平山孝人:
〒171-8501 豊島区西池袋 3-34-1
立教大学理学部物理学科
TEL:
FAX: 03-3985-2970
E-mail: hirayama@rikkyo.ac.jp