原子衝突セミナー

第33回原子衝突セミナー案内

行事委員会

日程

3月29日(日)
11:30~12:00 受付
12:00~13:30 講義A-1
13:40~15:10 講義A-2
15:20~16:20 講義B-1
16:30~17:30 講義B-2
18:00~20:00 懇親会
(「セントポールの隣」を予定)
3月30日(月)
9:00~9:20 受付
9:20~10:50 講義A-3
11:00~12:00 博士号取得者の特別講義
12:00~13:30 昼食
13:30~14:30 講義C-1
14:40~15:40 講義C-2
15:50~17:00 実験室見学

会場

立教大学 11号館A203室
https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/
*オンライン配信とのハイブリット開催を予定(Zoomによる配信)

主催

原子衝突学会

助成

立教大学

内容

主に原子衝突と関連領域の大学院生・若手研究者を対象とした大学院レベルの講義。講義は、基礎的・包括的な内容の講義A(90分授業3時限分)と、最先端の研究例を学習する講義B・C(60分各2時限分)からなります。意欲ある学部学生の参加も歓迎します。

講師

特別企画「私はこれで博士を取りました。」

原山朔弥氏(理化学研究所)、北島謙生氏(文部科学省)

各講義の概要

(講義A)
 立川仁典 先生(横浜市立大学)
  講義題目「量子多成分系分子理論 -水素の量子効果とエキゾチック分子系への展開-」
概要

我々のグループでは、電子だけでなく核の量子性をも同時に扱うための新しい第一原理計算手法「量子多成分系分子理論」を開発・発展させてきた。本手法により、従来の量子化学計算だけでは記述が困難であった水素結合・水素移動におけるプロトンの量子効果や、水素/重水素の同位体効果を精密に扱うことが可能となった。また、陽電子や正ミューオンを含むエキゾチック分子系への応用も実現している。
 本講演では、まず従来の量子化学計算手法の概要を簡潔に整理したうえで、いくつかの量子多成分系分子理論の基本概念と特徴を分かりやすく紹介する。続いて、水素結合系およびエキゾチック分子系に対する具体的な計算例を示し、得られた結果を実験データと比較しながら、その有効性と今後の展開について議論したい。


(講義B)
 水野智也 先生(東京大学)
  講義題目「強レーザー場中の原子・分子過程:気相から液体標的へ」
概要

強レーザー場中に原子・分子が置かれると、トンネルイオン化や再散乱過程が生じ、高次高調波発生(HHG)や高エネルギー光電子放出などの特徴的な極端非線形応答が現れる。これまで強レーザー場中の原子・分子物理は主として孤立気相原子・分子を対象として発展してきたが、近年は標的を固体や液体へと拡張する試みが進み、凝縮系における強レーザー場応答の理解が急速に深まりつつある。
 本講演では、電場振動が電子運動より十分に遅い、いわゆる断熱近似(トンネル領域)が成り立つ領域に焦点を当て、気相系において確立されてきた三段階モデルとその物理的描像について説明する。さらに、液体を中心とした凝縮系での高調波発生などの最新の研究例を紹介し、孤立系から高密度媒体へと拡張する強レーザー場物理の新展開を議論する。


(講義C)
 飯村 俊 先生(立教大学)
  講義題目「原子核質量測定におけるイオンマニピュレーション技術と不安定核の核構造」
概要

本講義では、原子核物理における質量測定技術を中心に、イオンを精密に制御・操作する実験手法と、そこから導かれる核構造の物理的議論について解説する。まず、ペニングトラップや飛行時間型質量分析など、代表的な原子核質量測定法の種類と特徴を概観し、それらに共通する基盤技術としてのイオンマニピュレーションの重要性を示す。次に、イオンの冷却・捕獲・バンチ化を担うRFトラップの動作原理を取り上げ、RF電場中でのイオン運動の理解を目指す。さらに、近年、測定精度で著しい技術的進展を遂げている多重反射型飛行時間測定式質量分光器(MR-TOF-MS)を用いた最新の不安定核質量測定を例に、束縛エネルギーや魔法数の変化といった核構造に関する物理的議論を紹介し、精密質量測定が原子核構造研究に果たす役割と今後の展望を示す。


参加費について

一律無料
※印刷媒体の講義ノートの制作は行いません。申込確認後に、講義ノートのダウンロード用に参加登録者限定のホームページのアドレスをお知らせします。
※遠方からの学生会員および当日入会予定者(但し、事前連絡済み)には、旅費を補助します。詳細は事前にお問合せ下さい。

懇親会について

事前申し込み(振込)[3月13日(金)登録分まで]
一般 5,000円 学生 2,000円
当日申し込み(現金支払い)
一般 6,000円 学生 3,000円

※懇親会費の振込方法の詳細については、年会の参加手続き完了後に送信されるメール(受付完了通知)をご覧ください。
また申し込みが早くても、3月13日(金)に振込確認ができない場合、当日料金をお支払い頂きます。
※キャンセルはお受けできませんのでご了承ください。

参加登録について

下の[申し込み手続きはこちら]をクリックし、表示の指示に従って事前参加登録をお願いします。懇親会参加希望の有無についても同画面からお願いします。

申し込み手続きはこちら(原子衝突学会第33回原子衝突セミナー)

※オンラインでの参加をご希望の方は上記の参加登録完了後、下記フォームへの登録もお願いいたします。後日参加URLをご連絡します。

オンライン参加申請はこちら

問合せ先

原子衝突学会 行事委員会 藤田奈津子
E-mail: acr-event[at]kokusaibunken.jp([at]を@に置き換えてください)

行事委員会

藤田奈津子(原子力機構、委員長)、金安達夫(分子研)、木村直樹(核融合研)、熊谷嘉晃(奈良女)、高橋果林(東京情報デザイン専門職大)、中野祐司(立教大・現地世話人)、古川武(東邦大)、満汐孝治(産総研)

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